ニートが好きだね?

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昨日と違うニートになる。頭はたくさん動かした。手の動くままにやってみるよ。

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『フィールド・オブ・ドリームス』のレイから夢の叶え方を学ぶ

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夢の叶え方を学べる映画

今回は『フィールド・オブ・ドリームス』のレイから夢の叶え方を学びました。この記事は※ネタバレがあります注意してください。アメリカの映画です。基本的には農夫であるレイが自分の畑である“声”を聞きその声に従って野球に関連した自分の夢を追っていく話です。映画の設定は1988~89年と思われますが背景には60年代というものがあります。今回は夢の叶え方というものに焦点をあててみました。

父親とレイの夢に対しての向き合い方の違い

最初に印象に残ったのは父親と息子の夢に対して抱いてる気持ちの違いが描かれていたシーンです。10分ぐらいのシーンです。

レイ「 だが僕はローンを抱えた中年男 親父の二の舞いになる」

アニー「お父様に何の関係が?」

レイ「親父は年に負けた 僕の年の頃には老人だった 親父にも夢はあったろう だが何もしなかった “声”を聞いたかもしれないのに耳を貸さなかった 何ひとつ冒険をしなかった 僕はそうなるのが怖い そういう冒険ができるのも今が最後だ」

映画「フィールド・オブ・ドリームス」より引用

レイの記憶にある父親は夢に対して消極的であるのに対してレイは夢に積極的に考えています。そして既にすごいのが冒険することが怖いのではなく夢に対して行動せず父親のようになることが怖いという点です。

僕は『100歳の少年と12通の手紙』という映画で未知について学びましたがわからないことやったことないことへの挑戦、冒険は怖いと思ってしまいがちでした。でもレイはそこではなく夢に対して行動せず父親の様に老いていくことの怖さに悩んでいました。そしてこの悩みに対しての妻アニーが素敵すぎて開始13分くらいにはすでに泣いてました。

そしてレイは“声”に導かれるがままに自分のトウモロコシ畑を野球場へと変えていきます。当然周囲は唖然とするわけですがレイは行動に移します。そして野球場を完成させるのです。

しかしその分トウモロコシ畑の面積が減り家計が厳しくなります。このままでは家を手放さないといけない現実が襲います。そんな夜にそんな現実を振り払うかのように夢のようなことが起こるのです。そしてレイとアニーは家を手放さないことを決意します。

映画の設定年と鍵になる1960年代

レイはそんな中その夢のようなことが見える人間見えない人間がいることを経験します。そして2つめの“声”を聞き何のことかわからないながらもその夜PTAの集会に参加します。

この辺はアメリカの歴史を勉強しておくとわかりやすいかもしれません。60年代のアメリカは公民権運動やベトナム戦争などが起こった時代です。気になった方は是非調べてみてください。そしてアニーがPTAで力強い演説をしている最中にレイは2回目の“声”の対象を確信しその人物について調べます。

ちなみにその人物が62年に小説を書いていてそれを26年前とレイが言うこと、また野球場を作った際にクリスマスを超えてる事を考えると時代は1988~89年で映画公開時のアメリカの設定だとわかります。

そしてその人物の小説に父親の名前が出てくることと野球の関連の夢を抱いていたことを調べたレイは必ず何かがあるとすぐに行動をおこします。

対立する夫婦と現実と夢

野球場を作ることを受け入れてくれた妻アニーもさすがにそこまでする必要があるのかわからず反対します。何故なら家庭が経済的危機にあるにも関わらずある人物を探す旅に出ようとするからです。現実問題で対立する夫婦のシーンが印象に残ったので紹介します。44分くらいのシーンです。

アニー「その球場はレフト側に大きな緑の壁が? 昨夜あなたたちがそこにいる夢を・・・」

レイ「1塁側に座ってた?観客席の中ほどに?」

アニーとレイ「ホットドックを食べてた」

レイ「僕も同じ夢を!」

アニー「荷造りを!」

映画「フィールド・オブ・ドリームス」より引用

僕がこのシーンが印象に残ったのは現実の問題で対立する夫婦同じ夢を見てすぐに協調する夫婦になったからです。それくらい行動力があるということでもありすぐに考え方を切り替えれるということでもあります。とても面白いシーンでした。

ちなみに余談ですがこの旅に向かう途中の車に貼ってあるマークが「ピースマーク」ということを初めて知りました。Twitterでこのマークの絵文字を使っている方がいたので、あっ!てなったので調べてみたところ

手旗信号でNuclear Disarmament(核軍縮)の頭文字「N」(両腕を斜め45°で下ろした形)と「D」(右手を真上に左手を真下にした形)を表したものを合体させ、これを円で囲んだものである。

ピースマーク - Wikipediaより引用

ということを学びました。ちゃんと由来があるんですね。

ある小説家になくてレイにあるもの

その人物と野球観戦をした時にレイはバックスクリーンにある文字が映し出されているのに気づきます。そして3つめの“声”を聞いたレイは小説家とともにその声の場所を目指します。レイには情熱があり昔は自分も情熱があったと小説家は言います。そんな今は情熱を失った人物にレイの情熱がいい意味で感染した瞬間が素敵でした。そしてこの2人も何をしていいかよく分からないけどとりあえず動き出すのです。

レイがある医者から学んだこと

このある医者の話を引用します。1時間くらいのシーンです。

グラハム「夢がかなうまで あとこれだけ だが夢は肩をかすめ 歩み去った 人生の節目となる瞬間は自分ではそれと分からない “また機会があるさ”と思ったが 実際はそれが最初で最後だった」

映画「フィールド・オブ・ドリームス」より引用

そしてレイは夢があと少しで叶うところまでいった医者から「人生の節目となる瞬間は自分ではわからない」のだから後悔がないように行動することという夢を叶えるうえで重要なことを学びそしてその医者の夢も知ります。

3つの“声”の先にあるものとこの映画から学んだ夢の叶え方

そしてレイの行ってきた全てのことが自分の夢へと繋がっていきます。レイはある人物から天国は夢が叶う場所だと気づかされます。周囲を見渡したレイはここは天国すなわち夢が叶う場所かもしれないと。そしてやり遂げ夢を叶えるのです。僕がこの映画から学んだことを書きます。

夢を叶えるためには周囲に変に見られても自分を信じること。そして仲間を大切にし自分だけの得を考えない。どこに人生の節目があるか自分ではわからないのだから情熱というエネルギーを持ち続け行動し続けること。共に歩んだ仲間たちの夢の先に自分の夢がある。

最後に書きたいこと書く

仲間というものと野球という題材がとても相性が良いと感じました。現実問題なかなかここまで行動できる人は少ないにしてもそれだけのリスクをとってでも行動した人の先に夢を叶える力は与えられるのだなとあらためて思いました。

また60年代という歴史的観点、トウモロコシ畑を挟んだ生と死という観点などからも観ることができる映画だと思うのでいろんな考察ができそうです。

この映画の曲がもう僕の涙腺を崩壊させてくださいまして本当にありがとうございました。野球がわからなくてもじゅうぶん観れる映画です。是非観てみてください。

今回からカード形式様に画像を少し作ってみることにしました。目次、見出しなど変えてみたので徐々に見やすいスタイルを目指していきたいと思います。

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フィールド・オブ・ドリームス (字幕版)

予告編はこちら

www.youtube.com

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